【キャンプ道具レビュー】Snow Peak ステンレス真空マグ

残念ながら、ここ最近はコロナで出かけるのも憚れるのもあり
暇も持て余しているので、年に20回ほどは行く趣味のキャンプの道具でもまとめておこうかと思います。
第一弾として使っているマグです。普段使いにもおすすめの物です。
ただ購入を進めるものではありません、100均でも十分だと思います。

目次

・マグカップの種類

ぶっちゃけたところ好きなマグカップ買ってキャンプに持っていけ
ってのが持論ですがそれぞれで特徴もあるので私なりの意見を書いておきます。

ちなみに私はバイクでキャンプに行くのでそれを重視しています。
デザインセンスは皆無です。

・陶器(あとガラスとか)

”マグ”というだけによくあるやつですね、家での使用では多いんじゃないでしょうか。
ただ、キャンプ場で使う場合にはハードな使い方になるので落として割れたり汚れたり色々と弊害があります。傷もつきやすいです。
それと、取っ手の部分が邪魔になるので、持っていくときに邪魔になります。

・木製

木製の良い所は金属と比べると口当たりがやさしくなるところですね。
ただ、保温性やコンパクトさなどの面がやはり劣ってしまいます。
使っているとおしゃれな感じがでるのでそういう面では良いですね。
私にはおしゃれ要素が皆無なので選択肢に入りませんでした。

・アルミ

これはキャンプにもっていくには選択肢に入ります。
メリットとしてはとにかく軽くて丈夫なこと、腐食に対しても強い

ただ、デメリットとしては熱伝導率が良いので暖かい飲み物だと
取っ手あたりまで熱くなるものがあったり、冷めやすくなったりすることですね。強度についてもステンレスより劣ります。
シェラカップみたいにアルミのマグカップ自体を調理など多様なものに使う場合には良いと思います。

・ステンレス

最も一般的な物だと思います。
腐食に強く、頑丈で、なおかつ安い。
100均などにあるマグカップもこれかと思います。
私は扱いが雑なのでステンレスがあっていたりします。
デメリットとしては熱伝導率がアルミに比べて低いのでそのまま火を使って調理器具としても使ったり、温め直したりなどは少し効率が悪い所でしょうか

・チタン

チタン製の良い所はステンレスより低い熱伝導率と軽さです。
強度が高いのでアルミ製より軽くて丈夫なマグカップとすることができます。

デメリットとしては、価格が高いことと成形性が悪いことです。
成形性が悪いことが何に影響するかというと後述する真空マグというような保温性を向上する構造にすることが難しいです。

・マグカップの構造

ここからは金属製マグカップのそれぞれの構造について書いておきます。

・シングル

これはいたってシンプルで1枚の金属で出来ています。
良い点は
価格が安い
直接火にかけられる
悪い点は
保温性が低い

というところです。

・ダブル

ダブルはその名の通り
2枚の金属で空気層を作っているのが特徴です。
その分シングルより保温性は上がりますが直火にはかけづらいという点があります。(ものによってはかけてはいけない)
真空の物とよく間違えて買ってしまうので注意が必要です。

・真空

ダブルマグは2層にして間に空気がありますがそれを発展させて
中を減圧させて真空構造にしているのが特徴です。
その分気密性が高く、断熱効果はシングル、ダブルよりも圧倒的に高いです。

デメリットとしては熱を逃がさないということは熱が入っていかないということもあり、直火など火にかけることはできません。
成形性のためかチタン製で真空の物はあまりありません。
逆にあったら買いたいので教えてほしいです。

キャンプ用品だけでなくて象印とか魔法瓶出してるところの物の方が実際安くて保温性も高くて有効だったりします。

私が買った物

私が買ったのはSnow Peak ステンレス真空ダブルマグ 300mlです。
値段は4000円くらい。普通に高いです。同機能で半額くらい物はごろごろあります。
買ってから1年以上は使っています。

なぜこれにしたかというと、私は冬でもキャンプをするので
寒空の中ではとにかく保温性が欲しかったということにつきます。
シングル式の物も持っていますが、すぐ冷めてしまい、最後の方はぬるい何かを飲んでいる状態で不満がありました。温め直すのにもガスが必要ですしね
チタン製で真空式があればよかったのですが存在せず、ステンレスの真空式の物を選びました。
容量は300mL バイクに積むときはコンパクトにしたいのでこれで十分です。
フタは別売りでした。

・使ってみて

使ってみてこれはとても良いです。
というかさすがに高いだけあって品質は高いということが感じ取れます。

・良かったところ①

取っ手の締まりがとても良い
プラプラせずにしっかりと止まり、ある程度の力がないと動きません。
安い奴はここのしまりの公差がガバガバなのでジャラジャラと音を立てますがそういうことはありません。

・良かったところ②

保温性が良い
これは真空式の時点で良いのですが、中に飲み物を入れて外気温5℃以下でも2時間以上暖かいままです。おかげで冷めるのを気にせずにちびちびとコーヒー飲みながら焚火を眺めたりできます。

・良かったところ③

フタの締まりが良い。これも品質に直結するところです。
Amazonのレビューを見るとフタが入れる時硬くて使えない というようなレビューがあったりしますが、このフタは暖かい飲み物を入れた時を考えて作られていそうです。
金属は熱で伸びるので、100℃近い液体を入れて金属が伸びて若干径が広くなった時にフタがピッタリくる、その時熱が逃げないように設計されていそうです。
言わばぬるい焼嵌めみたいな。
この微妙な公差がコストに返ってきていると思っています。

・まとめ

私としては満足のいくものでした。
ちなみに家で普段使いするときにも使えて便利です。暖かい飲み物、冷たい飲み物どちらにも使えますね。

ただ、Snow Peakというブランドなんてどうでもよく保温性だけが欲しい人はキャンプ用品以外で真空マグを買ってキャンプ場にもっていくのが良いでしょう。