PCゲーマーというゲーマーの中でも少数派の中で
世界では人気らしいけど日本ではさらにニッチで少数派なMOBA系のDota2という世界
PCゲーマーと会うことも少ない上に会っても
「LOLなら聞いたことある」
という程度の知名度。Dota2知ってる人に出くわしたことがありません。
「どんなゲームやっているんですか?面白いゲームとかありますか?」
と聞かれても
「一応Dota2っていうのをよくやるんですけど・・・オススメはしないです」
っていう返しをよくしてしまいます。もちろん相手のことを想って
なぜそうなってしまうのか理由を説明したいと思います。
目次
①覚えなければいけないものが多すぎるから
MOBA系全般に言える事ではありますが覚えなければいけないものが大量です。
まず始めようと思った時に基本のゲームシステム以外にも覚えなければいけないことが多すぎてかなりハードルが高いです。
日本はスマホゲーのような手軽にできるゲームが一番流行っていますからMOBA系が流行らないのも納得です。
使えるヒーローだけで119体
自身が選ぶプレイアブルキャラクター(ヒーロー)だけで119体もいます。
これを相手と味方合わせて10体選択して5対5で戦います。
つまり組み合わせで言えば119c10 で膨大な組み合わせになります。
このヒーローそれぞれに優劣があり、
AのヒーローにはBが強い
Cのヒーローは序盤は強いけど終盤は強くない
相手のA~Dの構成にはEのヒーローを選べば有利が取れる。
などヒーローごとの特徴と駆け引きがあり、ゲームが始まる前に有利不利がある程度決まります。
そのため自分が使うヒーローだけじゃなく相手が使うヒーローがどんなタイプなのか覚える必要があります。
よく使われるヒーローはある程度決まっているので119体すべて覚えなくても初めのうちは大丈夫です。
それでも数が多いので初心者のうちは相手のヒーローがわからなくてわからん殺しの連続です。
負けに負けて相手の対策を覚えて次に挑むわけです。
それでも組み合わせは大量ですから次のマッチで覚えた事がすぐには発揮されないという・・・・
またヒーローはサポートタイプやキャリータイプなど特徴があり
味方5人のバランスも見て選ぶ必要があります。
つまり相手のヒーローだけじゃなく味方のヒーローの構成も考えて必要があるんです。
俺はこれが使いたいからこれ!
みたいのがしづらいです
協調性が大事です。(なのに日本では流行らない)
そしてヒーローはそれぞれ固有のスキルを持っています。
基本的には4つ持っているので自分で使えるようになるにはそれぞれの効果も覚えなければいけません。
さらにさらに、ヒーローはレベルが上がるとタレントという能力を上げられる物が付与されます。左右のどちらかの能力を選択して取得します。
どちらがいいかなども考えなければなりません。(昔はなかった・・・)
さらにさらにさらに、
AGHANIM’S SCEPTERというアイテムはヒーロー固有のスキルを強化してくれます。
どういう風に強化されるのかはヒーローによって違うのでこのアイテムを買う場合はそれを覚えておかなければなりません。
使えるアイテムも膨大
ヒーローだけで119体もいるのにヒーローが使用するアイテムに関しては208個もあるんです。
NEUTRAL ITEMSというのはランダムで手に入るアイテムなのでそこまで考えなくても良いですがそれでも152個もあります。
ちなみにNEUTRAL ITEMSは最近新たに増えました(増やしすぎだろ!)
使うヒーローに応じてどういったものをどのタイミングで買うのか
相手の構成を見て効果がありそうな物を買っておいたほうが良いなど
サポートなら味方を助けるアイテム
キャリーなら相手を倒すためのアイテム
アイテム選びは考えることも多いです。(慣れればある程度決まってきますが)
こちらもヒーローと同様に覚える必要があります。
アイテムの効果は結構重要なので意味のないものを買わないように覚えるのは必須です。
一応ヒーロービルドなどでこのヒーローはこういう風にアイテムを買うといいよ
っていうのは教えてくれるので初めのうちはあんまり考えずに買うといいかもしれません。
アイテムによってはスキルと同じように使用するものもあるので初めのうちはその操作も大変です。スキルを適切なタイミングで使用するためにもアイテムの効果はしっかりと覚えておく必要があります。
購入するタイミングなども重要になってきます。
もうこれだけで嫌になりますよね
色々な効果も覚えなければいけない
色々な効果とはDota2のゲームシステム内にあるバフや効果についてです。
この仕様が細かいので覚えておかないといけません。
DispellやSpell Immunity、Root、ブレイクなどなど色々な仕様を覚えないとダメです
さらにめんどくさいのが
Spell Immunityという相手から受けるスキルを無効化するバフがありますが
一部スキルはこのSpell Immunityを貫通して効果があったり
ダメージは入らないけどスタンだけは入るとか
そういう仕様を覚えておかないと
なんで!?
ってなります。
アップデートでも結構変わる
アップデートでヒーローのスキルやアイテムがドラスティックに変わったりします。この変更をすべてとは言わないまでも自分が使う範囲では覚えておかなければいけません。
例えばViperのこのスキル
↓過去の記事では
通常攻撃に火力が乗るというように書いていますが
現在では通常攻撃ではなく範囲に毒をまくスキルに変わっています。
さらには範囲内の相手のパッシブスキルを無効化するブレイク機能もついています。
このようにスキルやアイテムの効果が大幅に変わっているものもあるのでアップデートは要チェックなんです。
しかもそれが119体+208個のアイテムに対してですからね
自分も追い切れていません
② ①を覚えようとしても基本的に英語だから
これ結構痛いですね。こんなに覚えなければいけないものがあるのにDota2の説明欄は基本的にすべて英語なんです。日本語になっているものの方が少ないです。
わざわざ英語の物を頑張って理解しようとするのはハードルが高いですよね。
見るのも嫌だって人もいるわけですし。
ある程度英語に耐性がある人しかやろうとはならない訳です。
Dota2の日本wiki(ありがとうございます!)もありますがDota2の人口の少なさのせいか頻繁に変わるアップデートに対応できてはいない節もあるので情報が古くなっている所もあります。(Dota2が頻繁に変えすぎって面もありますが・・・)
最新情報を手に入れるには自ずと英語に触れなければいけません。
自分とか既にDota2やっている人は英語のパッチノートでも問題なかったりすると思います。
そのため初心者の人がいざ始めよう!っていう時は環境はちょっと整っていなかったりします。
なので日本でDota2を始める人は相当熱意がないとダメになってくるんです。
③一人でどうにかできるゲームではないから
最近は俺ツエー系の異世界転生小説が流行っているらしいですがDota2ではそんなことできません。
FPSとかでも5人連続キルとか1人でゲームを作ることができたりしますが
このゲームは基本的に1人でゲームを作ることはできません
どんなにプロスキルを持っていようと1人で5人の中に飛び込めば絶対に勝てません。
味方5人の協調性、チームワークが大事になってきます。
いかに味方と息を合わせて攻撃するかが大事なので、コミュニケーションが必要です。
なかなかこの息を合わせるというのが難しい。未だに上手く自分もできないですし。
味方5人で1つの車を操縦してゴールに向かうようなものです。
野良でやるとなおさらこれが難しい。みんな自分勝手に動いたりするから・・・
初心者のレート帯だとさらにカオスなので
これにストレスを感じて嫌になっちゃうということもあります。
④日本人は全然やっていないから
みんながやっているからやる。って結構あると思います。
モンハンとかその最たる例ですよね。ゲームがコミュニティとして機能して流行らせているわけですから。
PUBGもあれだけ爆発的に人気が出たのもみんながやっていて面白そうだからやってみるっていうカジュアル層が増えたからです。
Dota2はというと上記の事と日本人がいないから日本で流行らないという負のスパイラルです。
後は面白さがわかるまでにかなりの時間がかかることにあると思います。
PUBGの人気が絶頂だったときは日常の話題にも出てきて共通の話題として盛り上がったりしましたが、Dota2が共通の話題になるには1光年くらいかかりそうです。
ゲームのプレイでも日本サーバーはありますが全然マッチングしません。
なぜなら人がいないから
東南アジアサーバーとかでやるほうがマッチングも速いし良かったりします。
喜びを分かち合う味方が少ないというのはそれだけゲームの魅力も下がってしまいます。
それでも私がDota2をやる理由
自分でもおもいますがなぜやっているんでしょうね?
始めたきっかけはゲーム仲間で新しくやりたいゲームがなくて
でも何かやりたいねーってなって
ValveのDota2ってやつ面白そうだね という話になって
気づいたら続いていました。
今はやりたいものがなかったらとりあえずDotaはやるかーみたいな感じになっています。
1つはみんな好きなゲームが違うけどDotaはその真ん中あたりだった
というのはあるかもしれません。
自分はタワーディフェンス系のゲームが本当は好きだし
戦略系ゲームが好きな人、アクションが好きな人
バラバラな中でヒーローに応じて色んな事ができるDotaが
ちょうど良かったのかもしれません。まあ幾度となくもうこのクソゲーやめようぜって話になりましたが
一応このゲーム
Defense of the ancient
なのでタワーディフェンス好きな自分にも刺さったのかな?